<シンポジウム>
福島栄寿「『近代仏教』にとってアジアとは何であったのか―植民地布教の展開・再考―」の趣旨
諸 点淑「近代朝鮮仏教の〈抗日―親日〉言説と『日本仏教』―従来の韓国の研究動向を踏まえて―」
陳 継東「中国における日本仏教の中国布教研究の現状と問題点―木場明志の研究を通して―」
松金公正「植民地台湾における日本仏教に関する研究の回顧と展望」
藤井健志「近代仏教のアジア布教に関する研究の意義と方向性―第二一回日本近代仏教史研究会シンポジウムに寄せて―」
〈論 文〉
下田正弘「仏教学批判の意義―『行為者志向』批判から『行為志向』の解釈学へ―」
ディラン戸田「近代仏教概念をめぐる一考察─『哲学としての仏教』なる言説と近代仏教概念研究の必要性―」
栗田英彦「真宗僧侶と岡田式静坐法」
〈報 告〉
柴田幹夫「国際シンポジウム『広域アジアにおける大谷光瑞の活動』」
オリオン・クラウタウ+林淳「二〇一三年AAR大会に参加して」
星野靖二「ボーダリング・ザ・ボーダレス:東アジアにおける近代仏教の諸相」
〈書 評〉
長谷川琢哉「菊地章太『妖怪学の祖 井上圓了』」
山本伸裕「近藤俊太郎『天皇制国家と「精神主義」』」
星野靖二「オリオン・クラウタウ『近代日本思想としての仏教史学』」
闞正宗(坂井田夕起子訳)「柴田幹夫編『大谷光瑞 「国家の前途」を考える』」
高山秀嗣「川橋範子『妻帯仏教の民族誌―ジェンダー宗教学からのアプローチ―』」
菅根幸裕「長谷部八朗編著『「講」研究の可能性』」
大谷栄一「鷲見定信『仏教と民俗―鷲見定信遺稿論文集―』」
彙報