<シンポジウム>
「近代仏教史とオカルト研究――吉永進一が残した課題の可能性」の趣旨 Orion KLAUTAU
西洋から来た〈東洋〉の展開――日中の神智学運動を比較して 莊 千慧
カルト的場と総力戦――一九三〇年代の日本心霊学会・仏教・神道の交錯 栗田英彦
密教とエソテリック・ブディズム――近代におけるその交錯の言説史 Orion KLAUTAU
コメント 境界を跨ぐ人々の「場」を探る――吉永進一から引き継ぐ営為 岡本佳子
コメント オカルティズム研究の方法論的課題――吉永先生のアプローチを手掛かりに Ioannis GAITANIDIS
<論 文>
清水梁山の天皇本尊論の形成――平田篤胤とその門流の神学の影響を中心として 石井公成
<書 評>
亀山光明『釈雲照と戒律の近代』 三浦周
小林惇道『近代仏教教団と戦争――日清・日露戦争期を中心に』 白川哲夫
井川裕覚『近代日本の仏教と福祉――公共性と社会倫理の視点から』 佐々木政文
山田慎也・土居浩編『無縁社会の葬儀と墓――死者との過去・現在・未来』 武井謙悟
石原和・神田秀雄・吉水希枝編『近代如来教と小寺大拙――研究と史料』 藤井麻央
櫻井義秀・猪瀬優理編『創価学会――政治宗教の成功と隘路』 大西克明
大澤絢子『「修養」の日本近代―自分磨きの150年をたどる』 島薗進
吉永進一・岡本佳子・莊千慧『神智学とアジア――西からきた〈東洋〉』 上野庸平
栗田英彦編『「日本心霊学会」研究――霊術団体から学術出版への道』 木村悠之介
<新刊紹介>
2022年10月~2023年9月 『近代仏教』編集委員会
<彙報>